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MESSAGE from SHOW AIKAWA

BACKNUMBER

#65 仲間の大切さ

俺は今、ミュージカル公演の真っ最中。
2015年にやった『HEADS UP!』がホントに再演することになって。神奈川公演が終わったところで、これから富山、長野、大阪、名古屋と回って、来年の3月に東京でラスト。
ラサール石井さんが10年も構想を温めた作品なんだけど、前回やったとき、見にきてくれた知り合いはみんな「すごく面白かった!」って言うし、お客さんも大入りだしで、早々に「再演しよう!」と盛り上がったの。そしたら、そのあと読売演劇大賞の演出家部門優秀賞も受賞した。驚いたよね。
だって俺、この作品が初めてのミュージカルだったから「普通」の基準が分からない。
すげえ面白いと思ったけど、やっぱり面白かったんだ、キャストもお客さんも本当に盛り上がってたんだ、って実感したよ。

『HEADS UP!』は地方の劇場を舞台にした“バックステージ”もの。
一つのミュージカル作品が幕を開け、なんとか幕を下ろし、“バラシ”と呼ばれる撤収作業が終わるまでの、舞台裏をまるごとミュージカルにしている。
バックステージものだから、俳優部のほかに演出部や制作、音響、小道具、衣装など、表舞台に登場することのない舞台スタッフたちの奮闘ぶりが描かれていて、ドタバタで笑えるんだけど、その裏には「人は一人では生きていけない」というテーマがあるんだ。
これってこの世の真実だよね。人は決して一人では生きていけない。だからこそ、お互い、相手を尊重して生きて行くことが大事。それを学ぶことは、人生の大きなテーマだと思うよ。

愛煙家もそう。愛煙家もひとりでは生きていけない……といっても、そんな大きい話じゃなくて、稽古中、たまに15分の休憩をもらえたら愛煙家たちは必ず集まってたって話なんだけど(笑)。前回と同じく喫煙所の固定メンバーが5、6人いて、ワイワイしながら一服してたよ。
でもさ、喫煙所にいると前よりもなんか仲間意識を感じるんだよね。
2年前よりも愛煙家の肩身が狭くなっている今、愛煙家同士の結束力は強まっている気がする。もちろんマナーを守ることが大前提だけど、これからも煙草を愛する者同士、みんな仲良くやって行こうぜ!
なんか、そんなことを言いたくなったよ。